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日昇興産の解体日記

解体前に処分しておくべきものは?不用品の扱いについて

家の解体工事を検討するとき、多くの方が迷うのが
「どこまで片付ければ良いのか」という問題です。
実際、解体前の不用品整理は工期や費用に直結する重要な作業で、
スムーズに解体工事を進めるうえでも欠かせません。
本記事では、解体前に処分すべきものや注意点、不用品の扱い方について
一般的な考え方を紹介します。

1.不用品の残り具合で費用と工期が変わる

解体工事では、建物内部に不用品が多いほど、事前の分別や搬出作業に時間がかかります。
通常、解体会社は建物そのものを撤去することがメインの仕事であり、
生活用品や家具などの残置物は追加費用の対象となるケースが一般的です。
特に高知では住宅が広い敷地に建っているケースも多く、屋外の物置や庭回りに残置物が多いと、
分別作業が増えて解体スケジュールに影響を与えることもあります。
スムーズに工事を進めるためには、解体前の段階で可能な限り不用品を整理し、
建物内部を空に近い状態へ整えておくことが重要です。

2.処分が必要なもの・残してもよいものの基本ルール

解体工事では、「日常生活で使用する物は処分」
「建物と一体化した物は残してよい」というのが一般的な考え方です。
例えば、家具、衣類、紙類、雑貨、食器などの生活用品は施主側で処分するのが通常です。
一方、エアコン、照明、内装材、畳、浴室設備などは建物自体の一部とみなされるため、
解体作業の中でまとめて撤去されます。
注意したいのは、家電リサイクル法の対象になるテレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンです。
これらは自治体の通常のごみ回収では処分できません。
高知でも同様で、家電量販店への引き取り依頼やリサイクル券の手配が必要です。
また、タイヤ・消火器・金庫・ピアノなどの特殊品目も専門処分が必要なことが多く、
早めに処分方法を調べておくと解体準備がスムーズになります。

3.貴重品や思い出の品の確認は必ず自分で

解体前には、不用品の処分に加えて「大切なものの確認」も行う必要があります。
通帳、印鑑、契約書、保険証券などの重要書類は、生活用品に紛れているケースも多く、
片付け中に見つけた場合はすぐに保管場所を決めておきましょう。
また、古い家では押し入れや天袋、倉庫などに思い出の品が残っていることもあります。
解体作業が始まると建物内部には入れなくなるため、
解体前の段階で隅々まで確認しておくことが大切です。
解体会社でも簡単な確認に協力してくれる場合がありますが、
基本的に貴重品や思い出品の保管判断は施主自身が行う必要があります。

4.不用品が多い場合は回収業者の利用も有効

家の中や倉庫に不用品が大量に残っている場合、
自分で片付けるには時間や労力がかかりすぎることがあります。
そのような場合は、不用品回収業者や遺品整理業者を利用する方法も選択肢のひとつです。
業者に依頼することで、短時間で仕分け・搬出が完了し、
解体工事を予定どおりに進めやすくなります。
ただし、無許可の回収業者を利用すると不法投棄などのトラブルが発生する可能性があるため、
信頼できる業者を選ぶことが重要です。
解体会社の中には、信頼できる回収業者と提携している場合もあるため、
安心して任せるために紹介を依頼するのもおすすめです。

まとめ

解体工事をスムーズに進めるためには、事前の不用品整理が欠かせません。
生活用品は施主が処分するのが基本で、建物に付随する設備はそのまま残して問題ありません。
ただし、リサイクル家電や特殊品目は別途処分が必要な場合があります。
また、貴重品や思い出の品は自分の目でしっかり確認し、
後悔のないよう整理を進めることが大切です。
不用品が多い場合は専門業者の利用も検討し、
工事をスムーズに進めるための環境を整えておきましょう。

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